今日は歴史の流れを一度止めて、スペインの国旗の中にも存在する「国章」についての解説をします。
なぜここで国章なのかについては、内容を少しかじっていただければ分かってくると思いますので、敢えてここでは理由を説明せずに講義を進めていきます。
まず復習でスペインの国旗を見てみましょう。
そして、国旗の中にある国章を拡大すると、次のようなものになります。
実はこの国章にはスペインの歴史が表されているのです。これが前回の講義の内容の復習にもなりますので、解説を読みながら前回の内容を振り返ってみましょう。
まずは盾の中について解説してみましょう。
このように、スペインで使われている国章には、歴史的な意味が込められていることが分かりますね。
最後に、やっぱりこの講座は法律の講座なので、上で紹介したエンブレムが国章であることを示した法令を紹介したいと思います。
Ley 33/1981, de 5 de octubre (BOE nº 250, de 19 de octubre de 1981). Escudo de España
このままコピーアンドペイストして検索エンジンで検索をかけていただくと、具体的な法文(スペイン語)を見ることができます。語学に自信のある読者の皆さまは、ぜひご覧になってください。
そういうわけで、国章のデザインにはスペインの歴史が反映されていることがよく分かりましたね。前回の講義とともに復習をお願いします。
コメント